日本遺産                                           紀州東照宮・和歌浦| アクセス
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 紀州東照宮は、南海道(現在の和歌山県と四国4県)の総鎮護として、1621(元和7)年に創建された400年の歴史を持つ神社です。創建したのは、徳川家康公の十男で、徳川御三家の紀州藩初代藩主の徳川頼宣公です。ご祭神は、徳川家康公と徳川頼宣公の二柱です。社殿は、極彩色の左甚五郎の彫刻や狩野派・土佐派の壁画で飾られ絢爛豪華な造りです。創建以来50年の式年ごとに根本修理が行われ、10年、20年の彩色修理などを経て今に継承され、創建当時の姿が維持されています。大正5年より本殿など7棟が国指定の重要文化財に指定されています。平成29 年には、創建の翌年から続く例祭 和歌祭とともに日本遺産に指定されてます。

 
 鷹と雉 (社殿の正面)
正面の扉の上の彫刻を見てください。左甚五郎作の鷹狩りの様子を表した鷹と雉の彫刻。白い鳥2羽が鷹で右の鷹の足元には茶色い雉が捕まっている。徳川家康は、鷹狩が好きだったため、正面にかざられている。

     
 龍と虎 (社殿の正面)
正面4本の柱の上を見上げて下さい。龍と虎の彫刻、左甚五郎の作品です。左右の虎は私たちの人生の教訓を表したもので、右の虎は目標を持って前向きに人生を歩む姿を現し、左の虎は前向きばかりでなく時には後ろを振り返って反省も必要という姿を現している。徳川家康は寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に生まれている。虎は徳川家康の象徴。

 
 緋鯉と真鯉 (社殿の東側)
扉の上の彫刻を見てください。緋鯉真鯉の彫刻で、左甚五郎の作品です。「登龍門」という言葉がある。中国の黄河の上流にある「龍門」という急流を鯉が上流まで上り詰めると龍に変身するという伝説がある。この故事にちなんで作られた彫刻となっている。この鯉の彫刻を見ていると、出世の道に導いてくれるとの言い伝えがある。

 

鶴と亀 (社殿の西側)
扉の上の彫刻を見てください。鶴と亀の彫刻で左甚五郎の作品です。鶴の左側に尻尾のように見える蓑をつけた蓑亀が鶴と向かい合っています。「鶴は千年、亀は万年生きる」という言い伝えが日本にはある。この彫刻を見ると長生きできるという言い伝えがある。


    
   
鳳凰と天女(正面の東側)
龍と虎の彫刻のあった4本の柱の裏側の上、後方にのびている鳳凰と天女の彫刻を見てください。2m40cmのけやきの木をくりぬいて透かし彫りにしたもので組み立てたものではない。両端の鳳凰は天に昇っていく様子を表し、2柱目の天女は「横笛」を吹き、3柱目の天女は「締め太鼓」を持っている。反対側から見ると図柄の違った彫刻となる。
 

    
   
鳳凰と天女(正面の西側)
龍と虎の彫刻のあった4本の柱の裏側の上、後方にのびている鳳凰と天女の彫刻を見てください。2m40cmのけやきの木をくりぬいて透かし彫りにしたもので組み立てたものではない。両端の鳳凰は天から降り立つ様子を表し、手前から2柱目の天女は「笙の笛」を吹き、3柱目の天女は「琵琶」を弾いている。反対側から見ると図柄の違った彫刻となる。
 
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